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X線天文衛星「ひとみ(ASTRO-H)」打上げ

2016年2月17日、H-IIAロケット30号機によって、X線天文衛星「ASTRO-H」が打ち上げられました。
日本はX線天文学の黎明期からこの分野に取り組み、1979年の「はくちょう」にはじまり、「てんま」「ぎんが」「あすか」「すざく」と、日本はこれまで5台のX線天文衛星を打ち上げ、数多くの業績を上げています。
当社は、伸展機構技術と、複合材を用いた高精度寸法安定技術(温度が変化しても寸法が変わらない=伸び縮みしない)で、「あすか」衛星以降の伸展式光学ベンチを担当しています。
「ひとみ(ASTRO-H)」はX線で宇宙を観測する望遠鏡ですが、その焦点距離は約12mに及びます。これを、当社は、固定式の約6mの鏡筒=光学ベンチと、伸展式の約6mの光学ベンチで実現しました。
伸展式光学ベンチの伸展オペレーションは2016年2月28日に成功し、観測の準備が整いつつあります。
「ひとみ」の科学成果の発表にご期待ください。

詳しくはJAXA様のホームページをご覧ください。
ASTRO-H 次期X線国際天文衛星